2024年ももう少しで終わろうとしています。
充実した日々なら、あっという間の一年だったと思います。
しかし、色んなことに縛られ生きづらく毎日を送っておられた方にとっては、とても長く、辛い一年だったと思います。

年始は新しいスタートを祝う特別な時期ですが、アダルトチルドレン（AC）にとっては心が重くなることが多い時期でもあります。家庭内での機能不全や親子関係の問題を抱えて育った背景が、年始の「家族団らん」や「新年の目標」といった社会的な期待を辛く感じさせる原因となることがあります。

例えば、家族との時間が過去の辛い記憶を呼び起こしたり、SNSでの幸せそうな投稿が自己否定的な感情を刺激したりします。また、「新しい年だから変わらなければ」というプレッシャーが、心の負担をさらに大きくすることもあります。

そんなときには、まず自分を守ることを最優先に考えましょう。家族との距離感を調整し、必要なら会う時間を短くすることも大切です。SNSから距離を置いたり、小さな目標を設定することで、プレッシャーを軽減することができます。また、信頼できる人や専門家に気持ちを相談することも、自分を大切にする一歩です。

年始の辛さは、過去の傷が現在の自分に影響を及ぼしている証拠でもあります。焦らず、無理せず、自分のペースで「今年の自分」を作り上げていきましょう。少しずつでも、自分に優しくなれる年にすることを目指してみてください。